人の不幸は蜜の味
人の不幸は蜜の味
蜜の味がするんだよ
甘い香りがするんだよ
甘い香りに誘われて
ついつい 足を踏み入れてしまう
ついつい 楽しくなってしまう
ついつい 安心してしまう
人の不幸は蜜の味
寂しさの数
空しさの数
苦しみの数
不幸の数
そんな物の数も
そんな物の量も
この世に存在しないのに
人は何故かあたかも存在しているかの様に
頭の中で自然にグラフを作ってる
不幸の数がこの世に増えれば
自分の不幸の数が減るとでも?
不幸な人が周りに増えれば
自分にくる不幸割合が減るとでも?
沢山の不幸の壁に囲まれて
守られている様に思ったりする
日本に限って
我が家に限って
我が子に限って
自分に限って
人の不幸は蜜の味
その味を楽しんでいるあなたの後ろで
あなたの不幸の蜜の味を
楽しむ準備をしている人がいるよ
あなたの後ろに
あなたが楽しんだ分だけ