mardi 31 mai 2011

Des ordres des choses

成り行きは今
見上げた空に浮かんだ文字を読んでいたあの頃
物事の成り行きが 成り行きによって
勝手に進むのだと思っていた
手を伸ばせば
少し前にある柔らかい草を掴めるのだと
背を伸ばせば
少し上にある冷たい雲に触れるのだと
息を伸ばせば
少し下にある熱い海底を歩けるのだと
そういう成り行きで生きていくのだと
だけど 成り行きは今 少し変わったみたいだ

手を伸ばさなくとも
背を伸ばさなくとも
息を伸ばさなくとも

私はそれらを感じることができる
成り行きは今どうしているのだろうか?
まだ そこにあるのだろうか
いま もここにあるのだろうか
そんなの知らない

そして私はまた
空に浮かんだ文字を読んでいた

jeudi 26 mai 2011

C.O.M.M.E. T.E.S. A.I.L.E.S

キミノハネミタイ

キ んもくせが

ミ のったら

ノ はらにそっと

ハ ねをのばす

ネ てしまったのね

ミ んないつも

タ いようのしたに

イ る


mercredi 25 mai 2011

Déclinaisons

活用するもの

古いもの
新しいもの
古い気持ち
新しい気持ち
人の悪いところ
人のいいところ
もういやだという感情
これからだという感情
活用するもの
活用次第
人次第

dimanche 22 mai 2011

Nous sommes...

僕たちは..
僕たちは 今 何にもない
空と地が一色に混ざり
君の本音と嘘が同化していく
空気と個体が一色に混ざり
僕の愛と悲しみが同化していく
どうでもいいことが一つになって
心を鈍く裂いていく
僕たちは 今 何にもないから
遠くから 誰かさんを見るように
だまって 混ざりゆく様を眺めているんだ
しんしんと しんしんと
君と僕が一色に混ざる
それがまた 
しんしんと しんしんと
心に温かく積もる
僕たちは 今 浮かんだ空を足元に感じた






vendredi 20 mai 2011

4h30

4時30分
私は映っていないのに
今日もまた 
あの人は寒い日も暑い日も素足にサンダルで
小さい川の前で下を見ているんだ 
その横を私がシャっと過ぎると 
ちょっと遅れて顔をあげる 4:30
「ああ あなたね しってる」って顔で正面 4:33
その眼に映る淋しさが 美しい定めのように強くって
私は逃しはしない 4:34
遠くに何が見えるんだろう 4:36
近くの何を感じているんだろう 4:37
頬に触れる風に何を思うのだろう 4:38
それが知りたくて
私は今日もシャっと脇を過ぎる 4:30
私は映っていないのに
今日もまた
明日には枯れてなくなってしまう花を見るかのように

明日には消えてしまう電球を心配するかのように

明日にはあなたの瞳から「ああ あなたね しってる」
が亡くなってしまうのが怖くって 
私は映っていないのに
今日もまた
私はシャっと脇を過ぎる 4:30




jeudi 19 mai 2011

A Un de ces Trois Jours

3日間そのうちに
3日間そのうちに
私の近くに蝶がきた
3日間そのうちに
私の胸に蝶がきた
少しの砂糖水をたらしたら
これじゃいやだと
蝶がなげく
それでは飛ぼう最後の花へ
二人で甘い蜜を探しにいくよ
そら いち にい さん
3日間そのうちに
あちらの空のその先へ

mercredi 18 mai 2011

Les Caprices de la Morale

気まぐれな道徳


「1日一つ良いことをしなさい」道徳の先生にそう言われた


老人に席を譲った  まだまだ若いと言われた


お金を交番に届けた  これで全部かと言われた


同僚の仕事を助けた  陰口を言われた 


正直に話した  もう信じられないと言われた


終電ですと教えた  わかっているよと言われた


悲しそうだから微笑んだ  バカにしてるのかと言われた


気持ち分かります。と言った  分かってたまるかと言われた


死なないで下さい。と言った   死んでたまるかと言われた



やっと帳消しになった 1日一つの良いことをが 


納得いかないけど そんなもんだ


道徳なんて気まぐれだ

mardi 17 mai 2011

Le Bal des Couleurs

カラーダンス

カラーテレビをつけてさ 二人で踊ろうよ
白黒テレビでもいいけど 
それじゃあ 何だか味気ないから


君の脚をゆらし  君の腰がゆれて  君の髪がゆれる
くっついたり 離れたり  跳んだり 跳ねたりして 




何でもないのに笑いあったりして
恋人同士でもないのに 恋してるみたいで
なんだかおかしいね 


こんな風に ずっと踊れたらいいのに 
君も疲れたりなんかしないで ずっとゆれていればいい


そうしてるうちに ワイングラスが転がって
君の重い想いなんかも ティシュペーパーみたいになってさ
ステップの間を揺れて 流れて 落ちて
床の真っ赤なワインの縁に沿って 永遠に溶けてしまえばいい


カラーテレビをつけてさ 二人で踊ろうよ
窓の隙間から また夜が来るまで


lundi 16 mai 2011

Ritoko, l'oisillon  2/2

小鳥のリト子 2/2

お母さんは馬鹿みたいに羽を広げて、あーでもないこーでもない。
友達と楽しそうにおしゃべりをしています。
ねえ、お母さん。空が落ちてくるのをみたのよ。ちょっと、とんでもないことだわ!
お母さんは、返事の代わりに2回大きくボキボキ。
森に向かって足を開きました。
ぴゅー ぴゅー ボキボキ
ぴゅー ぴゅー ボキボキ
あっという間にお母さんは、木の枝を見つけて止まりました。
リト子も慌てて、小さい足をポキポキ。
ぴゅう ぴゅう ポキポキ
ぴゅう ぴゅう ポキポキ
待ってよ、お母さん。私はまだ小さいリト子。
置いてかないで。
リト子はやっとの思いでお母さんに追いつきました。
お母さんは馬鹿みたいにお尻を振って、楽しそうにダンスを踊っています。
ねえ、お母さん。空が落ちてくるのをみたのよ。ちょっと、これはニュースだわ!
ねえ、お母さん。馬鹿なことはやめて、私の話も聞いてよ。
空がね、空がグ―ンと落ちてきて、どんどん小さくなるのよ!
それでね、もう大変なの!

リト子はだんだん疲れて眠くなってきてしまいました。
それでもがんぱって、お母さんに空が落ちてくる話をしました。
ねえお母さん。空がね・・・
子はお母さんのあったかい羽根に顔をうずめていたら
目がトロンとくっついて、だんだん気持ちよくなってきました。
ねえ、おかあさん。ト子の空の話は、また明日にするね。
お母さんは、返事の代わりにやさしく2回、リト子のホッぺにキスをします。
そうして、空がだんだん落ちてきて

             昼間がだんだん小さくなって

                       森はだんだん夜になりました。


(終)

dimanche 15 mai 2011

Ritoko, l'oisillon  1/2

小鳥のリト子  1/2

ある晴れた午後、空が落ちてきたのを
小鳥のリト子 は見ていました。

お母さん、昨日ね 私見たんだよ。空が落ちてきたの。
空だって、高いところと低いところがあるんだよ。

だって落ちてきたんだもの。


リト子は一生懸命、お母さんに説明します。
お母さんは返事の代わりに2回大きく羽根をバッサバッサ。
向こうから来た大きな風に乗っかりました。

ぴゅー バッサバッサ
ぴゅー バッサバッサ

あっという間に、お母さんは向こうの雲のお尻まで飛んでいきます。
リト子も慌てて、小さい羽根をパタパタ。

ぴゅう ぴゅう パタパタ
ぴゅう ぴゅう パタパタ

待ってよ、お母さん。私はまだ小さいリト子。
置いてかないで。
リト子はやっとの思いでお母さんに追いつきました。

お母さんは馬鹿みたいに口なんて開けて、風の中を気持ち良さそうに飛んでいます。

ねえ、お母さん。空が落ちてくるのをみたのよ。ちょっと、大変なことだわ!
お母さんは、返事の代わりに2回大きくギョロギョロ。
下のほうにいる友達を見つけて、目をとがらせました。

ぴゅー ギョロギョロ
ぴゅー ギョロギョロ

あっという間にお母さんは、下のほうにいる友達のところへ飛んで行きます。
リト子も慌てて、小さい目をキョロキョロ。

ぴゅう ぴゅう キョロキョロ
ぴゅう ぴゅう キョロキョロ

待ってよ、お母さん。私はまだ小さいリト子。
置いてかないで。
リト子はやっとの思いでお母さんに追いつきました。 

(続)

dimanche 8 mai 2011

Mots favoris. Les mots que je n'aime pas...Des mots pour tous les jours!

いつも使う言葉




いつも使う言葉これがなかなか面白い
知らない間に 使っている嫌な言葉
なかなか 使えない好きな言葉
使ってると使えるようになる言葉
使ってはみたものの しっくりこない言葉
いつか ぴったりくる言葉 
今はぴったりこなくても
いつかあったらいい ぴったりくる言葉