dimanche 16 décembre 2012

Il n'est pas qui non plus

何人でもなければ


私達は何人であれ 何人になれる
なぜなら 言葉があるから

私達は何人であれ 何人になれる
なぜなら 文化があるから

私達は何人であれ 何人になれる
なぜなら 心があるから

たとえ伝わらなくとも
たとえ解らなくとも
伝える気持ちがあれば
点と点は繋がる

言葉は必要
そして不要

いつでも 必要と不要の狭間で
揺れる 迷う 気持ち

揺れる気持ちはそのままに
片方だけを切り取らず
そのまま天秤に乗せたままでいれば
私達は何人であれ 何人になれる

何人でもなければ


jeudi 8 novembre 2012

Ça fait longtemps

お久しぶりです


朝起きたら びっくりした
君が夢に出てきて
何しにきたのかと思った

君は歌を唄い
だいぶ失礼な事を私に言って
だいぶお酒を飲んでいた

私はびっくりしたんだ

久しぶりに会った君は
すごく力があって
いい加減な嘘ばかり言っていた

本当の君は
歌も唄わないし
お酒も飲まないし
失礼な事も言わない

朝起きて びっくりしたから
君が夢に出てきて
何しにきたのかと思ったから
いそいで君に電話をかけた

「何しにきたの」
「何」
「びっくりした」
「だから何」

なんだか君は怒ってるみたいだったから
私は質問をかえた

「歌唄うの?」
「音痴だから唄わない」
「お酒飲むの?」
「気持ち悪くなるから飲まない」
「そうだよね」
「そうだよ」

そしたら今度は君が質問したんだ

「歌唄うの?」
「最近 唄ってない」
「お酒飲むの?」
「最近 酔わない」
「そうだよね」
「そうだよ」

君は何も言わずに電話を切った
私も何も言わずに電話を切った

なんで君はそう思ったのだろう
なんで私は電話なんてしたんだろう

そうだ 君とはだいぶ昔に喧嘩したまま
そのままだったんだ

君はそう
唄わないんじゃなくて 唄えないんだった
飲まないんじゃなくて 飲めないんだった

私はそう
唄えないんじゃなくて 唄わないんだった
酔わないんじゃなくて 酔えないんだった

私達はそう
失礼な事を言わないんじゃなくて 言えないんだった
力なんてない 力なんてないんだった

結局 仲直りしてないけど
また喧嘩みたいなことができて
私は少しほっとした

今度 君が夢に出てきたら
なんて失礼な事をいってやろうかと考えていたら
可笑しくなって 笑いが止まらなくなって
涙が止まらなくなった









mercredi 24 octobre 2012

Faux-semblant

いいぐさ


あの日の涙は嘘じゃなかった
嘘じゃないよ 本当に 嘘じゃないよ
涙はね 嘘じゃない

あの日の言葉は本当じゃなかった
本当じゃないよ 本当に 本当じゃないよ
言葉はね 本当じゃない

嘘じゃない涙と本当じゃない言葉の中で
私は無性に戸惑って
ペテン師と聖者とが 体を二つに裂いてゆくのを
ひと事の様に ただ見ているしかなかったんだ

あの日の涙は 私の言葉

本当じゃない言葉なんて言わなければ
そうすれば「あの日の涙は嘘じゃなかった。」
なんて 嘘みたいで馬鹿みたいな事
言わなくても良かったのに




jeudi 18 octobre 2012

La métropole de la nuit

都会の夜


都会の夜を見ていたら
ピストルで胸を打たれて
私は見事に死んだ

水も電気もあって
眠るところもある事

ありがたいと感じる前に
当然だと思っていた

遠く離れてても手紙や電話で話せる事
それが簡単に出来るという事

ありがたいと感じる前に
当然だと思っていた

誰かに助けられて生きているってことは
自分と時間を共有している人のことだと
そう思っていた

当然だと思っていた全てが
ずっと昔からの人間の積み重ねた努力だと
解っていなかった

人間という動物が快適に過ごせる環境
自然の中で人が人らしく生きれるように願う事
そういうことが ちょっと甘いんじゃないかと思っていた私が
かなり甘かった

文明開化の鐘の音は自然破壊という言葉では置き換えられない

何か足りないから 足りる様にする
未来を近くに感じたいから 誰かが手を伸ばす

都会の夜を見ていたら
ピストルで胸を打たれた

見た事もないものを作ってきた人たちの想いが
私の当然を打ち破り
私は見事に死んだ

そして私は
当然だと感じる前に
ありがたいと思った














vendredi 3 août 2012

Un squelette

ガイコツなのさ

彼女はとても痩せていて 振り向くと骨の音がしそう
彼女はとても太っていて 地球が少しずつへこみそう

彼はとても目が悪くて かっこわるい眼鏡はまるでビー玉みたい
彼はとても髪が薄くて 風邪引きそう

でも皮を剥いで 肉を取っちゃえば
みんな 中身はガイコツなのさ

彼女はとても涼しい目をしていて 吸い込まれそう
彼女はとても足が長くて ミニスカートが似合いそう

彼はとても背が高くて 歩く姿が絵になりそう
彼はとても筋肉があって 守ってくれそう

でも歳をとってクチャクチャのシワシワになっちゃえば
男か女かも分からないよ

皮の下に何がある?
肉の下に何がある?
骨の下に何がある?


mercredi 1 août 2012

Là où il y a le soleil et une étoile

星と太陽がある場所

雨が流れる夜の中 君の何を抱いて眠ろうか
星が流れる夜の中 君の何を抱いて眠ろうか

どこまでも 回る回る道  あなたを探し歩き行く
どこまでも 辿り着けぬ道 あなたを探し歩いて

雨が流れる夜の中 君の何を抱いて眠ろうか


雨が流れる夜の道 君は何を思い歩くのか
星が流れる夜の道 君は何を思い歩くのか

この空に 夜が無くても  この空に 朝が無くても
君の上に 星と太陽が輝いている場所があるはず
雨が流れる夜の中 君は何を思い歩くのか

この空に 夜が無くても  この空に 朝が無くても
僕の上に 星と太陽が輝いている場所があるはず
星が流れる夜の中 いつか辿り着く場所を探して


僕も君も夜の中 
いつか辿り着く場所を探して

星と太陽がある場所を探して





vendredi 27 juillet 2012

Amour sans raison

理由のない愛

理由などない
どんなに考えても
あなたを愛する理由などない
本当に理由などない

だから これからも ずっと
あなたを愛する理由を探していこう
そして それが最後まで 解らなければいいのに

そうすれば どんなに 楽しい事だろう






















dimanche 22 juillet 2012

L'intervalle du coeur

心の隙間


んなにも 

 こんなにも

  ロマンスを

   のぞむのに

    すなおな

     きもちが

      まよってる



















vendredi 13 juillet 2012

Le cheminot égaré

乗り遅れた運転手

この頃の私は ただ息をしてる
働く気力も無ければ 遊ぶ気力も無い
美味しい物を食べたい訳じゃないけど まずい物を食べたい訳じゃない

それでも 私の体は毎日動いている
気持ちを置き去りにして

まるで運転手の乗っていない電車が ただ燃料があるというだけで
勝手に動いているみたい

乗り遅れた運転手は 駅のプラットフォームに立ちすくみ
ただ息をしている

沢山の電車が止まってくれるけど
そこには既に運転手は乗っていて
私の座れる席は客席しかない


「すみません。わざわざ止まってくれましたが。私は自分の電車を待ってます。」


私の座る席はただ一つ

自分勝手に走り出した電車に私が乗れる時を待つ事にした
その日がいつになるか分からないけれど
あの自分勝手な電車を操作できるのは私しかいない

私の電車が私を必要としている





mercredi 11 juillet 2012

Savourer la Liberté et l'Amour

自由と愛を遊ぶため

私は大きな海を泳いでいた
手足を固く閉じて まだ見えない目を動かして
スヤスヤと眠りながら 幸せの中を泳いでいた
自分勝手に息をして 自分勝手に壁を蹴り
水の中の寝返りは結構大変なんだ

みんなの笑う声がする みんなの怒る声がする
時々クラシックが聞こえて来て 時々頭が痛くなる

私は何も選べない
時間も場所もここで泳いでいる理由も分からずに
ただ 私は大きな海を泳いでいた

まだ見ぬ宇宙の眩しさを ただただ必死に待っている
宇宙の光が見えた時
私は全てを受け入れて 大きな声を張り上げる
その声は 高く澄みやかに響き
やっと手に入れた自由と愛を心から喜ぶ

そうして始まる私の人生は
私の力で手に入れた
手に入れた自由と愛を どうして遊んでいこうかな

そして私は
大きな空気の中で泳ぎだす
手足を広げて泳ぎだす

自由と愛を遊ぶため







vendredi 6 juillet 2012

Chanson traditionnelle

 フォークソング


君を見つめてた あの日の午後
君を見つめてた あの日の僕

君の手のひらが 僕の手より
広い様に見えた

君の背中が 僕の背中より
強い様に見えた

僕が見つめてた あの日の君
僕が見つめてた あの日の僕

君の手のひらの陽炎を
見つけてあげればよかった

君の背中が何か言ってる
聞いてあげればよかった

君の心の叫びを
歌ってあげればよかった

それでも君の抜け殻が
今 側に居てよかった



mercredi 4 juillet 2012

Juste une promesse

一瞬の約束

接吻の時
とても短い時間
唇が触れ合うと同時に離れていくよう

小鳥が枝に止まれば  又すぐ去り
雪が地に落ちれば   又すぐ溶けて
風が前髪を跳ね上げれば又すぐ止まる

接吻の時
出会いの挨拶なのではなく
むしろ 別れの挨拶

接吻の時
思い出すのではなく
むしろ 
一瞬を忘れぬ為の 一瞬の約束




mardi 3 juillet 2012

Une lettre de la chaîne

不幸の手紙

鶏が声を裏返し朝を伝え
太陽が馬鹿みたいに輝き
カラスが意味も無くうるさく鳴く
そんな風に普通じゃない1日が幕を開けた
いつもの様に朝刊を取りに まとわりつく犬を蹴飛ばしポストまで行く

ダイレクトメール
市役所からの督促状
閉店セールのチラシ
その中に珍しい手紙があった




不幸の手紙
「この手紙を明日までに20人に出さないと、あなたは不幸になります。」




整理された部屋の中 独り椅子に座り部屋を見上げ考えた

背の高い踏み台
親に宛てた手紙
奇麗に揃えられた靴
天から下がる太い縄

そう 今日は自分にとっと最後の日
自ら命を絶つ日

「この手紙を明日までに20人に出さないと、あなたは不幸になります。」

整理された部屋の中、独り椅子に座り部屋を見上げ考えた
自分には20人どころか1人も知り合いなんていないし
自分には明日なんて無いんだ
明日なんて

「この手紙を明日までに20人に出さないと、あなたは不幸になります。」

訳の分からない奴から 訳の分からない手紙が来て
自分の人生を予測された事に 訳の分からない怒りを感じた

「不幸の手紙」ぐらい自分にだって20人どころか
40人だって50人だって出せるんだよ
馬鹿にしやがって

整理された部屋を片っ端から壊していった
壊れた椅子を見下ろし考えた

自分には手紙だって出せるし 明日だってあるんだ
明日だって

そして夜が来て また朝を待つ自分がここに居る

一通の「不幸の手紙」は整理された自分を壊すハンマーのような物だった
一通の「不幸の手紙」は白くなる為の消しゴムのような物だった
一通の「不幸の手紙」は一通の「幸福の手紙」のような物だった




「この手紙を明日までに20人に出さないと、あなたは幸福になります。」








vendredi 22 juin 2012

imaJet'e

てるあしい
詩人が一人 海にいました
そして 愛の詩を うたった
そこへ 波が ザブンときて
愛の言葉達が ぽとんと海に落ちた
詩人は慌てて 愛の言葉達を探したが
波の狭間にプカプカと 愛の言葉達が バラバラになって浮かんだ

そう こんな感じ


それでも 詩人は諦めず
てるあしい てるあしい って 愛の詩をうたった
時に言葉は意味を持たない




mercredi 20 juin 2012

balance demain

明日を捨てる

明日を捨てた あの人は
いつだって 身軽で
いつだって 前のめりで歩いていた
ときどき 持ち合わせがなくて
ときどき 先走りすぎた
明日を捨てたからか
ときどき 白い目で見られる
明日を捨てた あの人は
いつだって 美味しくて
いつだって 図々しい
まるで 子供みたいで
まるで 老人みたい
明日を捨てたからか
まるで 天使の様に夢を殺す
愚痴はこぼさずに
いつだって1日でリセットされてしまう
明日を捨てた あの人に
明日が来たら

あの人は 迷わず昨日を捨てるのだろう



l'alphabet

あからん

りがとう
つも
れしくて

んがあるね
たがいに

なしい時
みは
ちびるを 寄せる

んめいに愛す
とばはいらない

みしい時
にたい時
くってくれた
かいは
のままに

った一瞬
いさく
ないだ

まどった

つの日
わか雨に
れて
っぷうに
びた

まべで 
とり
らふらと
たな
ォークソングを弾いた

んげつに
せられて
げんに
くるめく
のがたり

っぱり
めは
るひらく

いせいに
レーする
てん(流転)
きし
まんす

が人生に悔いは無し
っ?! なんだって、よく言うよ。





vendredi 1 juin 2012

le paradis

楽園

いつのことか

君の背中に羽をみた

いつの夏か

君の海に風をみた

いつの朝か

君の胸が透けて見えた

いつの日か

君の側で 歌をうたった

「愛の言葉 僕は知らない
 ラララ ラーララ 
 この世の悲しみは 美しい定め」

淋しい何かはいつだって

何か幸せの影のよう






dimanche 15 janvier 2012

Les ombres et les clairs

影と光

例えば君がここに電話をかけてきたら
私は猫のまねをして ずっと前からそこで待ってたふりをするだろう

例えば君がここを訪ねてきたら
私は犬のまねをして ずっと前からそこで待ってたふりをするだろう

君がいなくても 時間は簡単に過ぎて
完璧に流れ とても素敵すぎた

何もかもが自由で 少し風は冷たく感じるけど
明日なんて こなくても ちっとも構わない感じだった

例えば君がここに電話をかけてきたら
例えば君がここを訪ねてきたら

君は 目の前にぶらさがっているキンモクセイのようで
ときどき 鼻が痛くなる
だから 遠くから 少しだけ香る方が謎めいていて 誰だか分からなくていいのかもしれない

そう伝えよう



mercredi 11 janvier 2012

Ma Normandie!

我がノルマンディー!


このブログとは別に最近、日々のぼやきブログ始めました。

「我がノルマンディー!」
http://manormandie-idk.blogspot.com/

よかったら覗いてください。
こちらは受信型ブログなので、気軽にコメントしていただけたら幸いです。

この文章発信型ブログもなかなかアップデートできずにいますが
ぼちぼち、続けて行くので、よろしくお願いします!