mercredi 29 juin 2011

C'est un fait

これからの事実

どうしてもと決めている事は
結構なかったりする
どうでもいい事は
結構あったりする
どうしても と決めている事は
結構 大切じゃなくて
どうでもいい事は
結構 大切だったりする
例えば 君の目が潰れても
例えば 君の手がもげても
例えば 君の髪が抜けても
例えば 君の心が死んでも
それは 僕のどうしても どうでもいい事で
君自身が過去であれば
君に起るあらゆる事実が 僕の愛しき未来だったりする



jeudi 23 juin 2011

Le matin

アサ
イマシガタ アサヲ マトウ
タイヨウハ イツノトキモ ノボル
クモニカクレル アサモ
アメニフラレル アサモ
タイヨウハ ナニモ オレイヲ イタダカズ
タイヨウハ ナニモ フヘイヲ イワズ
タイヨウハ イツノトキモ ノボル
イマシガタ アサヲマトウ
タイヨウハ イツノトキモ ノボル

dimanche 19 juin 2011

Carnegie Hall

カーネギーホール

もしも私が死なない子供なら どんなにいいのに
もしも 願い事が叶うなら
死なない子供になりたい
もしも 願い事が叶うなら
死なない大人になりたくない
絶対に 絶対に 絶対に

そして
何度も何度も 同じ道を駆け抜けたい
何度も何度も 同じ涙を流したい
何度も何度も 同じ微笑みを交わしたい
そして
去年は何で死んで
今年はどこでのたれ死ぬのか
帳面に書き留めて遊んでいきたい
もしも私が死なない子供なら

mercredi 15 juin 2011

Le malheur des autres

人の不幸は蜜の味

人の不幸は蜜の味
蜜の味がするんだよ
甘い香りがするんだよ
甘い香りに誘われて
ついつい 足を踏み入れてしまう
ついつい 楽しくなってしまう
ついつい 安心してしまう
人の不幸は蜜の味
寂しさの数
空しさの数
苦しみの数
不幸の数
そんな物の数も
そんな物の量も
この世に存在しないのに
人は何故かあたかも存在しているかの様に
頭の中で自然にグラフを作ってる
不幸の数がこの世に増えれば
自分の不幸の数が減るとでも?
不幸な人が周りに増えれば
自分にくる不幸割合が減るとでも?
沢山の不幸の壁に囲まれて
守られている様に思ったりする
日本に限って
我が家に限って
我が子に限って
自分に限って
人の不幸は蜜の味
その味を楽しんでいるあなたの後ろで
あなたの不幸の蜜の味を
楽しむ準備をしている人がいるよ
あなたの後ろに
あなたが楽しんだ分だけ




mardi 14 juin 2011

Comme un Pressentiment du Future

予感 それは 未来

記憶の中にすべてがある
だからすべてを流すんです
過去へ行けないなら 
せめて夢をみさせて
記憶の中にすべてがある
だからすべてを流すんです
過去へは行けないから
せめて未来を第六感にかえて
過去へは行けないから
せめてその瞬間を切り取って予感に変える
過去への道は物理的にはないでしょ?
けれど
未来への道は いますぐ ここにある
きっとまた会える そう思うから
レモンは酸っぱいと 予感する
きっとまた会える そう思うから
雨が降りそうだと 予感する
きっとまた会える そう思うから
煙草の煙は 上へ上へ向かうと 予感する
記憶の中にすべてがある
だからすべてを流すんです
流せないものは そのままに
私は それを 抱えて
今日も 大事に救う

jeudi 9 juin 2011

mot-clé

キーワード


木で作った石と石で作った木

マッチで出来たローソクとローソクで出来たマッチ

塩で出来た砂糖と砂糖で出来た塩

麦茶で出来たウイスキーとウイスキーで出来た麦茶

夢で出来た現実と現実で出来た夢

嘘で出来た真実と真実で出来た嘘

どちらが どちらで どっちが どっち

なんのこっちゃ やなこった

mercredi 8 juin 2011

1+1=ne vaut rien

1+1=価値観

1+1=2 勿論の事だけど 人によって
1+1=1の人もいる
1+1=0の人もいる
1+1=分かんない人もいる

女がご飯を作ったり 男が働きにいったり
一日の始まりが朝だったり 夜だったり
人それぞれの"当たり前"があって
イコールそれが"価値観"なんではないか
価値観の合う人なんて よく言うけど 何もそんな大袈裟な..

ぴったりと価値観の合う人なんて 自分以外にはいない
誰も少しずつ違う
自分だって 昨日と明日は似ているようで同じじゃない

基本的にはみんな同じで 悲しんだり 怒ったり 喜んだり
ただ 物事の受け止め方の違いだと

1+1=2 勿論の事だけど 受け方によって
1+1=悲しみの人もいる
1+1=怒りの人もいる
1+1=喜びの人もいる

1+1=探してる人もいる




dimanche 5 juin 2011

Voyages arc-en-ciel 98

98レインポートリップ

昨日泣いた
98の涙 98からの涙

もういちど あの頃にと最後のページを探し
くるくるとめくったのに
まだ最後のページには辿りつかないようだ
止まっているからなんだと そこに辿りつく
仕方ないから

ごまかした記憶をたどってレインポートリップ
スライドショウがばらばらと
私を七色に包む
紫と青の間の隙間へあと少し
でも あといっぽ はじかれる

ごまかした記憶をたどってレインポートリップ


私が私の裾を引っ張る
はっとして 私 虹から船を出した
過去なんて 行けないんだよ
記憶の最後のページに行けなくても

虹の彼方を越せなくても
心配はいらない

宇宙は ほら 宇宙規模で 全てを記憶している

vendredi 3 juin 2011

A la montagne derrière le village

あの街の裏にあるヒッソリ山へ

誰にも気づかれないように 二人でね
あの街の裏にあるヒッソリ山へ出かけよう

まあるい風が吹くんだって
四角い太陽が見えるんだって
三角雲が二つ広がると 太陽が見えなくなって
大雨が降るんだって

だから あなたは傘を一つ持って行き
私はバケツを一つ持って行こう
 
ぽつぽつ ぽつぽつ
どしゃどしゃ どしゃどしゃ
私の上に雨が降ったなら
あなたはその手に傘を開かずに
濡れて行けるかな
そして 私は あなたの肩から滴り落ちる雨を
この手のバケツに溜められるかな
明日が淋しく光っても
昨日が後ろから声をかけても
傘とバケツで守っていけるかな
ねえ 分からないから 
誰にも気づかれないように 二人でね
あの街の裏にあるヒッソリ山へ出かけよう
雨が降る前に
帰ってきたって いいんだよ


mercredi 1 juin 2011

Un avenir ordinaire et dangereux

たとえばそれがごく平凡でなんとない危険であっても

たとえばそれがごく平凡でなんとない危険であっても
98年からの重い思いはいまだにここ
みんなきっと そうなんだろう
なぞ思いながら
武者小路実篤の人生論なんて読んでる
三匹遭遇 道すがら出会う猫たちにすごい勢いで睨まれ
散歩中の犬はどんなに見つめても完全シカト
水槽のなかの熱帯魚は私が見えてない
なんだか みんな自分のことに精一杯
私の気持ちとおなじなのか否か
冷たい視線がたまらない
ついにきたな きたよ
私が生まれ変わるときが
私の壁は私の中にあるからゆえ
飛び越す手間をはぶいてはいけないと思いながら
前向きに足を上げては下げる


とりあえず普通の幸せを求めている私がいることを認め
一方 私の中の私を探し続け

そうなんだろう
それでもいいや
それしかないな
次に私に会ったときには
水面下にうごめく何かがあるから
息をする意味がある
たとえばそれがごく平凡でなんとない危険であっても