lundi 29 juillet 2013

Jusqu'à quand

いつまで


明日は明日で 明日は明日
明日どこかで 明日に会うよ

明日は明日で 明日は明日
明日の明日に 明日会うよ

明日 明日 明日 あたし
あたしの明日は明日のあたし

時世の一致はしなくとも
今が瞬きを消す

明日は明日で 明日は明日
あたしは明日の明日のあたし

時世の一致はしなくとも
今が瞬きを追い越す

いつまで経っても 明日は明日




dimanche 16 décembre 2012

Il n'est pas qui non plus

何人でもなければ


私達は何人であれ 何人になれる
なぜなら 言葉があるから

私達は何人であれ 何人になれる
なぜなら 文化があるから

私達は何人であれ 何人になれる
なぜなら 心があるから

たとえ伝わらなくとも
たとえ解らなくとも
伝える気持ちがあれば
点と点は繋がる

言葉は必要
そして不要

いつでも 必要と不要の狭間で
揺れる 迷う 気持ち

揺れる気持ちはそのままに
片方だけを切り取らず
そのまま天秤に乗せたままでいれば
私達は何人であれ 何人になれる

何人でもなければ


jeudi 8 novembre 2012

Ça fait longtemps

お久しぶりです


朝起きたら びっくりした
君が夢に出てきて
何しにきたのかと思った

君は歌を唄い
だいぶ失礼な事を私に言って
だいぶお酒を飲んでいた

私はびっくりしたんだ

久しぶりに会った君は
すごく力があって
いい加減な嘘ばかり言っていた

本当の君は
歌も唄わないし
お酒も飲まないし
失礼な事も言わない

朝起きて びっくりしたから
君が夢に出てきて
何しにきたのかと思ったから
いそいで君に電話をかけた

「何しにきたの」
「何」
「びっくりした」
「だから何」

なんだか君は怒ってるみたいだったから
私は質問をかえた

「歌唄うの?」
「音痴だから唄わない」
「お酒飲むの?」
「気持ち悪くなるから飲まない」
「そうだよね」
「そうだよ」

そしたら今度は君が質問したんだ

「歌唄うの?」
「最近 唄ってない」
「お酒飲むの?」
「最近 酔わない」
「そうだよね」
「そうだよ」

君は何も言わずに電話を切った
私も何も言わずに電話を切った

なんで君はそう思ったのだろう
なんで私は電話なんてしたんだろう

そうだ 君とはだいぶ昔に喧嘩したまま
そのままだったんだ

君はそう
唄わないんじゃなくて 唄えないんだった
飲まないんじゃなくて 飲めないんだった

私はそう
唄えないんじゃなくて 唄わないんだった
酔わないんじゃなくて 酔えないんだった

私達はそう
失礼な事を言わないんじゃなくて 言えないんだった
力なんてない 力なんてないんだった

結局 仲直りしてないけど
また喧嘩みたいなことができて
私は少しほっとした

今度 君が夢に出てきたら
なんて失礼な事をいってやろうかと考えていたら
可笑しくなって 笑いが止まらなくなって
涙が止まらなくなった









mercredi 24 octobre 2012

Faux-semblant

いいぐさ


あの日の涙は嘘じゃなかった
嘘じゃないよ 本当に 嘘じゃないよ
涙はね 嘘じゃない

あの日の言葉は本当じゃなかった
本当じゃないよ 本当に 本当じゃないよ
言葉はね 本当じゃない

嘘じゃない涙と本当じゃない言葉の中で
私は無性に戸惑って
ペテン師と聖者とが 体を二つに裂いてゆくのを
ひと事の様に ただ見ているしかなかったんだ

あの日の涙は 私の言葉

本当じゃない言葉なんて言わなければ
そうすれば「あの日の涙は嘘じゃなかった。」
なんて 嘘みたいで馬鹿みたいな事
言わなくても良かったのに




jeudi 18 octobre 2012

La métropole de la nuit

都会の夜


都会の夜を見ていたら
ピストルで胸を打たれて
私は見事に死んだ

水も電気もあって
眠るところもある事

ありがたいと感じる前に
当然だと思っていた

遠く離れてても手紙や電話で話せる事
それが簡単に出来るという事

ありがたいと感じる前に
当然だと思っていた

誰かに助けられて生きているってことは
自分と時間を共有している人のことだと
そう思っていた

当然だと思っていた全てが
ずっと昔からの人間の積み重ねた努力だと
解っていなかった

人間という動物が快適に過ごせる環境
自然の中で人が人らしく生きれるように願う事
そういうことが ちょっと甘いんじゃないかと思っていた私が
かなり甘かった

文明開化の鐘の音は自然破壊という言葉では置き換えられない

何か足りないから 足りる様にする
未来を近くに感じたいから 誰かが手を伸ばす

都会の夜を見ていたら
ピストルで胸を打たれた

見た事もないものを作ってきた人たちの想いが
私の当然を打ち破り
私は見事に死んだ

そして私は
当然だと感じる前に
ありがたいと思った














vendredi 3 août 2012

Un squelette

ガイコツなのさ

彼女はとても痩せていて 振り向くと骨の音がしそう
彼女はとても太っていて 地球が少しずつへこみそう

彼はとても目が悪くて かっこわるい眼鏡はまるでビー玉みたい
彼はとても髪が薄くて 風邪引きそう

でも皮を剥いで 肉を取っちゃえば
みんな 中身はガイコツなのさ

彼女はとても涼しい目をしていて 吸い込まれそう
彼女はとても足が長くて ミニスカートが似合いそう

彼はとても背が高くて 歩く姿が絵になりそう
彼はとても筋肉があって 守ってくれそう

でも歳をとってクチャクチャのシワシワになっちゃえば
男か女かも分からないよ

皮の下に何がある?
肉の下に何がある?
骨の下に何がある?


mercredi 1 août 2012

Là où il y a le soleil et une étoile

星と太陽がある場所

雨が流れる夜の中 君の何を抱いて眠ろうか
星が流れる夜の中 君の何を抱いて眠ろうか

どこまでも 回る回る道  あなたを探し歩き行く
どこまでも 辿り着けぬ道 あなたを探し歩いて

雨が流れる夜の中 君の何を抱いて眠ろうか


雨が流れる夜の道 君は何を思い歩くのか
星が流れる夜の道 君は何を思い歩くのか

この空に 夜が無くても  この空に 朝が無くても
君の上に 星と太陽が輝いている場所があるはず
雨が流れる夜の中 君は何を思い歩くのか

この空に 夜が無くても  この空に 朝が無くても
僕の上に 星と太陽が輝いている場所があるはず
星が流れる夜の中 いつか辿り着く場所を探して


僕も君も夜の中 
いつか辿り着く場所を探して

星と太陽がある場所を探して